誰かの期待が、勇気を生み出す

kogare読者の皆さんは学生時代に何をしてましたか?

私は高校までは部活して、大学に入ってからは普通にバイトして、サークルに入ってそれなりに楽しんでいましたけど、友達の中には目的意識を高く持って勉強したり海外に行ったりしてる子もいたなあ。
そんな姿を見ながら「カッコいいなあ」ってあこがれてたのを思い出します。

今回登場するkogare人も、学生の頃から周りに影響されることなく自分の意思をしっかりと持ち、実行してきた芯のある人物です。

持ち前の行動力で、今もやりたいことをやりながら社会に貢献し続けるライフスタイルには、きっとたくさんの人があこがれるんじゃないでしょうか。それでは、菅 勇輝(かん・ゆうき)さんのお話を聞いてみましょう!
画像

コーヒー店に想いをこめて

はじめに、菅さんは東京・江戸川橋にあるコーヒーショップ「BIKAS COFFEE」を立ち上げられたそうですね! これはどういうお店なんですか?

「『BIKAS COFFEE』はコーヒーを通じてネパールの国に貢献したいという想いから立ち上げたブランドなんです。学生時代に訪れ、たくさんお世話になったネパールに対して何ができるかを考え、形にしたのがこのブランドです。
豆はネパールのハルパン村という場所で採れたものを使っています。そうして現地の雇用を支えています。

また、2022年9月中にはネパールにも店舗を出店する予定で、ネパールで生まれるコーヒーの価値をもっと高めていくことを目指しているところなんです」

画像

穏やかな口調の中にも情熱を感じさせてくれる菅さん。
きっと今までも自分の意思でいろいろなことをやり遂げてきたんでしょうね…もう少し詳しくBIKAS COFFEEのことを聞いてみましょう。
こだわりはどんなところにあるんですか?

「コーヒーって一般的には『味や香りの好みが合うから買うもの』だと思うんですが、BIKAS COFFEEは『理念で売るコーヒー』であることにこだわりを持っています。

つまり、僕たちの考えや成し遂げたいことに共感してくれた人が買ってくれるということです。それに加えて、クラウドファンディングやイベントの開催などを通じてBIKAS COFFEEを応援してくれるファンの人たちが支えてくれています」

画像

自分でゼロからやりたいタイプなんです

なるほど、たくさんの人たちの気持ちで作られたブランドということなんですね。
菅さんのお話を聞いていると、「一緒にやってみたい!」と思う人がいるのもわかる気がします。
「ネパールの社会に貢献したい」という気持ちから始められた活動だとお聞きしましたが、学生時代からネパールに縁があったということなんですね?

「そうなんです。大学時代から『他人とは違う、スケールの大きなことがやりたい』という気持ちがあって、ネパールで学校を建てるというプロジェクトに参加しました。ちょうど当時は国際協力が少しブームというか流行していた時期でもあり、それで自分で団体を立ち上げたんです」

そうなんですね…えっと、ちょっと待ってくださいね。
もし私だったら、自分のやりたい活動をやっているグループや団体を探して入ろうと思うんですけど、菅さんは自分で団体を立ち上げちゃうんですね!?

「そうですね、どちらかといえば自分でゼロからやりたいと思うタイプです。このプロジェクトをスタートさせたのも大学に入学した2日目のことでした。
サークルの、いわゆる『新歓』も覗いてみましたけどあまり楽しそうじゃなくて…『こんなことで大学生活が終わっちゃうのはもったいない』と思って自分からアクションを起こしました」

画像

入学2日目で…おそるべき行動力。
しかも海外と行き来するとなると余計にハードルも高いように感じるんですが?

「幸い、小さい頃に親の仕事の都合でアメリカに住んでいたことがあるので、そこまで海外に行くことに対するハードルは高くないんです。
大学に入る前から、一人で南米旅行に出かけるくらいのことはやっていたんです。

ただ、団体を運営していくのは簡単なことではありませんでした。
在学中にのべ100人くらいが関わってくれるプロジェクトにはなったんですが、当然ながらみんなは授業もあればバイトもあって、継続していくのが難しい。ボランティアの活動でもあるので、資金面でも苦労しました。

それでも自分はやめるわけにはいきません。募金活動やイベントを通じた資金の調達などに奔走しましたし、大学を1年休学して現地に行くなど、やれることは何でもやりました」

画像

誰かの期待に応えるのが好き

すごいですね…そこまでの情熱というか責任感というか、何が菅さんを突き動かしたのでしょう。

「一番は、ネパールの人たちの期待に応えたいというのがモチベーションになっていました。今から振り返ってみると、子どもの頃から『誰かのために何かする』ことに喜びを感じていたのかもしれません。

先ほどもお話ししましたけれど、一時期アメリカで過ごしていたこともあって帰国後はクラスでも注目される存在になっちゃいました。
そこでは『英語でしゃべって!』と頼まれるのがお決まりの展開で、少し話しただけで『すげえ!』となったわけです。そんな経験を経て、期待に応えられた喜びが積み重なっていきました」

そうやって菅さんの行動力にも磨きがかけられていったわけですね。
ちなみに、学校を建てるプロジェクトはうまくいったんですか?

「僕たちの力では、屋根以外のところまでは完成しました。
最後は現地の人の出資もあり、屋根まで出来上がりました。
完成したときには『学校が建ったこと以上に、自分たちのために何度もネパールまで来てくれたことがうれしかったよ』と声をかけてもらえて、それがすごく心に残りました」

画像

菅さんの情熱がネパールの人たちに伝わってよかったですね! お話を聞いているだけでちょっと涙が出てきそう…今後もBIKAS COFFEEの運営を通じてネパールとのつながりはますます深まっていくんでしょうね。

ちなみに、BIKAS COFFEEの活動はライフワークという位置づけだとうかがっていますが、お仕事はどんなことをされているんですか?

「個人事業主として、色々な商品や企業の広報・プロモーション活動をお手伝いしています。主に取り扱っているのはスポーツ系のクライアントで、サッカーのワールドカップなど国際的なイベントにも多く関わらせてもらっています。

学生の頃に『他人と違うスケールの大きなことがやりたい』と思っていたくらいで、卒業後も『世界を変えられるような仕事をしたい』とPR会社に入社しました。その延長で今があります。
実際に大きなプロジェクトに携われていることもあって、やりがいを感じていますよ」

画像

励みになる人と出会えれば

ビジネスでも充実の日々を過ごされているようですね! 
そんな菅さんと一緒にいられれば、きっと同じように楽しい時間を送れそうな気がしませんか? 

菅さん自身がパートナーに求める条件ってあるんですか?

「そうですね、やはり自分自身やりたいことがたくさんあるので、それを尊重してくれる人がいいかなとは思います。
ただ、大切に想える人がいてくれることで『この人のためにも頑張ろう』と励みになるのは間違いないので、そんな人と出会えればうれしいですね」

そうそう、菅さんといえば「期待に応える男」ですもんね。お互いにとって理想的な方が現れることを私も願っています!


(2022/7/20 取材)

■PROFILE
kogare#05:菅 勇輝
年齢 28歳
生年月日 8.29
血液型 O型
出身地 大阪
星座 獅子座
話せる言語 日本語、英語
特技 人の懐に入ることですかね!
趣味 スポーツ観戦(野球かサッカー)テニスは空いた時間にします
必殺技 分身!(色々な場所にいるよね!って言われます)

■SNS
菅さんのSNSになります。参加イベントやお店の情報などもたくさん載っていますので、ぜひご覧ください。
Instagram
https://www.instagram.com/bikas_bc/?hl=ja
Twitter
https://twitter.com/suga3D
BIKAS Instagram
https://instagram.com/_bikascoffee?igshid=YmMyMTA2M2Y=
BIKAS Twitter
https://twitter.com/bikascoffee?s=21&t=a2_wfg0Y_TUoZOAXL8v96g

菅さんと出会いたい方はこちらからお問い合わせくださいー!